初等協会の組織の歴史
神権の指示の下,最初の初等協会が組織されました。子供を対象としたこの組織には,およそ100万人が出席しています。
当時44歳で12人の子供の母親であったオーレリア・スペンサー・ロジャースは,近所の少年たちが日夜,町中を気ままにうろつき回る様子を見て,何か対策を取るべきであると強く感じました。これらの子供たちの多くは基本的な原則や価値観を教えられていないために,福音の業を推し進めるための知識や行動を身につけるどころか,善い両親や市民になる備えもできていないと彼女は感じました。
ロジャース姉妹はこうした懸念や行動計画について,中央扶助協会会長のエライザ・R・スノー姉妹と話し合いました。ジョン・テーラー大管長の承認を得て,ビショップからの召しを受けた後,ロジャース姉妹は初等協会の最初の集会のために計画に取りかかりました。これらの指導者は「歌はぜひ必要である」と考えたので,「望ましい歌声にする」ために少女たちも参加させることにしました。最初の初等協会には,4歳から11歳の子供たちが参加するよう招かれました。
神権指導者の指示の下,1878年8月25日の日曜日に,ファーミントンロック・チャペルで最初の初等協会が開かれ,参加した子供は224人でした。それから130年以上を経た現在,この子供たちのための組織には,およそ100万人が参加しています。